突拍子もないことを言い出したと思われるかもしれません。しかし、高校入学後初めの定期試験は確かに大学入試に影響します。(ここでは中高一貫ではなく、高校入試のある高校に話を限定しています。)
これは、高校で相関係数の授業を受けている時、先生から聞いた話です。
ある先生は、高校入試、高校1年初めの試験、高校3年最後の試験の成績を集め、校内順位がどのように変動しているかを調べた。
すると、高校入試と高校1年初めの試験との間は、2ヶ月ほどしか経っていないにも関わらず、相関係数が0.2程度と小さかった。
一方、高校1年初めの試験と高校3年最後の試験との間は、32ヶ月も経っているのに、相関係数が0.8と大きかった。
このことから、高校入試の成績と高校1年初めの試験成績はあまり関係がなく、高校1年初めの試験成績と高校3年最後の試験成績は結び付きが強いと言える。
実際、私は高校に大して上位で入学した訳ではなかった。中盤か、良くて上位3割程度だったと思う。
しかし、1年前期中間試験で校内1位を取ると、その後、半数を超える定期試験でトップを取り続け、3年後期期末試験も1位だった。
もちろん、高校最後の試験の出来は大学入試の出来に繋がる部分は大きい。だから、大学入試の出来を良くするための手っ取り早い方法そして必要条件とも言える方法は、高校最初の試験で良い成績を取ることなのだ。
ここさえ押さえれば、割と楽に成績を維持できるから、初めの試験は特に力を入れて頑張ってほしい。