みなさん、受験勉強では1日何時間勉強していますか?
6時間?8時間?10時間?
人それぞれだと思いますが、結論から言わせてもらうと、1日8時間以上の勉強はやる意味がありません!
まず、勉強は「質」×「量」です。これは色々なスポーツにも言えることだと思います。
私のやっている陸上競技に当てはめると、「質」とは、いかに集中力を高めてスピードを出すか。
「量」とは、どれだけ多くの距離を走ったか、どれだけ長い時間練習したか。
勉強における「質」とは、どれだけ集中して勉強したか、だとか、暗記物をどれだけ高精度で覚えたか(忘れにくいように覚えたか)、のことです。
勉強における「量」は、勉強時間であったり、解いた問題数であったりです。
ここで、まず言えるのが、量を落とせば、質が上がるということです。
勉強時間を短くすれば、それだけ集中力を高めて勉強できますよね?
逆に、量を増やせば、質が落ちます。
ここで重要なのが、量を増やしていったとき、「勉強効果」=「質」×「量」はどうなるのかということです。
実は、勉強量を増やしていくと、「勉強効果」はあるところでピークを迎えて、それ以降は下がってしまいます。この勉強効果が最大を迎えるのは、多くの人の場合、勉強量が8時間以内の時です。
また、勉強量を8時間以内にした方がい理由がもう一つあります。それは反動回避です。
ダイエットにはリバウンドというものがありますよね?過度なダイエットを行っている途中でやめてしまうと、それまでストレスが溜まっていた分、食べ過ぎたりして一気に体重が増えてしまうことです。
これと同じようなことは勉強でも起こります。自分にとって適切な勉強時間よりも長く勉強し続けると、ストレスが溜まっていつか、続けられなくなってしまいます。そうすると、溜まっていたストレスの影響で楽をしたいと思い急に勉強できなくなってしまうのです。
自分は反動を受けないから大丈夫と思わないでください。勉強し過ぎると誰でもなってしまいます。勉強量が多いのにならないということは、質の低い勉強についてなっている可能性が高いです。
私自信も、高校2年生の冬休み、学校から出された数学の課題の3倍の量を、1日12時間以上約10日間続けてやりきりました。
しかし、やりきったはいいものの、これ以降、勉強意欲が全く起こらなくなり、数ヵ月間、勉強に身が入りませんでした。
勉強し過ぎて、反動を受けてしまうと全く受験勉強になりません!勉強は8時間以内にしましょう!