読み落としのケアレスミスを防ぐ方法


私が個別指導で教えている生徒は良くケアレスミスをするんですよね。
そのケアレスミスの一つは「読み落とし」です。

例えば、物理の氷水を温める問題で、容器の熱容量の記述を読み落として容器の熱容量を考慮せずに計算してしまっていたり、熱力学の問題で「nとRとTを用いて答えよ」という指示を読み落としてpとVを使って解答してしまっていたりしています。

前者の場合はもちろん0点、後者の場合も部分点がもらえることはまずありません。

それだけ「読み落とし」は致命的なミスなのです!

私自身、自分でも驚くほどケアレスミスをしやすかったですし、読み落としもたくさんしました。

では、どうすれば、「読み落とし」を防げるのか?
ということを知るために皆さんはこの記事を読んでいるのだと思いますが、残念ながら、「こうすれば読み落としを防げる!」という方法はありません。

しかし、方法がないというのは「皆さんが求めているアッと驚くような万能の方法がない」というだけで泥臭い方法ならあります。そして、読み落としをしてしまう人こそ、そういう泥臭い方法に頼るしかないのです。

泥臭い方法なんて嫌ですか?スマートにケアレスミスを防ぎたいですか?
そういう人に、私が教えられることはありません。自分なりに防止策を探してみてください。

さて、その泥臭い方法ですが、いたって簡単です。「線を引く。丸で囲む。」これだけです。重要な箇所や重要な条件に線を引いたり、数値に丸をつけたりするのです。これを、どんな簡単な問題に対してもやってください!
「簡単な問題で読み落としをしてケアレスミスをしてしまった⇒次はケアレスミスしないから大丈夫」なんて思考は捨てましょう。
簡単な問題でケアレスミスをしてしまったら「自分はこんな簡単な問題すら解けないんだ」と思いましょう。そして、簡単な問題でケアレスミスをせずに解けたら、それなりに自分を褒めましょう。

線を引く。丸で囲む。を継続していると、自然と重要な部分に目が行くようになります。そうなってくると、万一、線・丸をつけていない時でも、読み落とさずに済むようになります(ずっとつけるようにしておくのが無難ですが)。

私は、これをずっと行っていたので、記憶に残っている限り、センター試験で読み落としはしませんでした。

ケアレスミス対策は常日頃からやらないと絶対治らないので、必ずするようにしましょう!


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