尾翼(Empennage)

尾翼(Empennage)

 

 

尾翼(びよく, Empennage)とは, 飛行機後方についている翼のことです.

多くの場合垂直尾翼と水平尾翼からなります.

この尾翼のおかげで飛行機の機首は飛行機の進行方向を向き続けることができます.

垂直尾翼は風見安定, 水平尾翼は迎角静安定に寄与しています.

また, 垂直尾翼についている方向舵(Rudder)を動かすことで飛行機の機首を左右に向けることができ, 水平尾翼についている昇降舵(Elevator)を動かすことで飛行機の機首を上下に向けることができます.

もしこの尾翼がなかったら, 飛行機の操縦は非常に難しくなります. エルロン, 推力操作, 燃料移動のみで飛行機の姿勢を制御しなければなりませんから.

 

とはいうものの, 無尾翼機というものもあります. 

考えられているのは以下のようなものです.(絵は私が描きました)

 

航空機設計法機体1

 

これは全翼機と呼ばれており, 主翼の中に胴体が含まれています. 

この全翼機では, 主翼後ろ側のエルロンを昇降舵の代わりに用いています.

また, 方向舵はありませんが, エルロンを効果的に使って旋回を可能にしています.