こんにちは。
今回は、映画「インターステラー」の重力ターンについて書きたいと思います。
重力ターンという言葉は、実はあまり使われておらず、「スイングバイ」と呼ばれていることのほうが多いです。
このスイングバイとは、宇宙船が惑星の近くと通過する時に惑星の重力を利用して宇宙船の速度の向きと大きさを変化させることです。
このスイングバイを上手く用いることができれば、宇宙船の推進剤を使うことなく、宇宙船と加速・減速・方向転換させることができるので非常にお得です。
作中では、土星に向かう際に、火星スイングバイをしていました。スイングバイなしで土星に向かおうとすると、かなりの量の推進剤が必要ですが、火星スイングバイをすることによって、推進剤の量を減らすことができるのです。