進振り点を効果的に稼いで進振りを優位に進める方法(理系)

進振り点を効果的に稼いで進振りを優位に進める方法(理系)

東京大学の特徴として取り上げられるものの一つが進振り制度(正式名称:進学選択制度)です。
進振りでは、成績によって希望学科に行けるかどうかが決まるので、入学後も熾烈な争いが繰り広げられます。
たとえ入試の成績が良かったとしても、大学では成績が振るわず、希望学科に入れないということもよく起こります。
今回は、いかにして、進振り点を上手く稼ぐかに焦点を当てたいと思います。

語学を疎かにしない。

理系学生にとっては、語学、特に第2外国語には興味のない人が多いかと思います。しかし、第2外国語は最低限の勉強をしなければ成績が「不可」になります。不可にならなかったとしても、いい加減な勉強では間違いなく進振り点の足を引っ張ることになります。
その反面、暗記する箇所は面倒臭がらず暗記して、文法も繰り返し復習していけば、かなりの高得点が狙えます。

ちなみに点数を取る上でオススメの第2外国語はスペイン語です。
「楽だから」という理由で選択した人が多いので、真面目に勉強しない人が多く、相対的に良い点数になりやすいからです。
一方でドイツ語は、東大の第2外国語の中では難しいとされているので、勉強のコスパも比較的良くなく、周りも真面目な人が多いので、点数も取りにくいかもしれません。

英語に関しては、授業での積極性と課題への取り組み方で割となんとでもなります。
英語1列に関しては、試験の配点が大きく、英語のReading力がそのまま点数に反映されますが、それ以外のFLOW・ALESS・英語中級に関しては、下手でもいいので授業で積極的に発言するのと課題をそこそこのクオリティで確実に提出することができれば悪い成績にはなりません。

高校数学が得意でも大学数学でつまづく人はたまにいるので、周りのできる人に教えてしまうなどして失点を防ぐ。

大学1年生は、必修科目として「微分積分学」と「線形代数学」を学びます。高校数学が得意だった人でも、大学の数学でつまづいてしまう人もいるようです。分からなくてどうしようもなさそうなら、クラスに一人はいる国際数学オリンピック金メダリスト数学強者に聞いて教えてもらいましょう。

大学では、ノートの内容を全部理解するよりは、過去問を解きながら勉強していった方が圧倒的にコスパが良い。

高校時代は試験勉強と言えば板書を写したノートを見返すところから始めた人も多いかもしれませんが、大学ではそれはあまり得策ではないでしょう。
なぜなら、大学の試験には板書内容を理解しただけでは解けないような問題が出てくるからです。
しかし、こういう問題は過去問を何年分か解いていればかなり簡単に解けてしまいます。
試験問題が過去問と似ていたり、全く一緒である場合もザラです。
そして、ほとんどの過去問は学生の間で共有されているので入手さえできればしっかり対策できるのです。

ノートを見返す勉強をしない方がいいとは言いませんが、過去問を解きながら、分からない箇所をノートで理解するという勉強法が最もコスパが良いでしょう。

Sセメ(夏学期)はみんな頑張るので点数は取りにくいですが、Aセメ(秋学期)になると頑張らなくなるので、普通にやっていれば点数は上がる。

特に進振り競争が激しい理科一類では、入学当初の皆のやる気が凄まじいです。大学入試をもう一度受けるのではないかという勢いで勉強する人も少なくありません。しかし、それも秋になると変わってきます。
成績が良くなくてやる気がなくなってしまった人、希望学科に対して余裕のある点数を取れたのでこれ以上稼がなくても良くなった人、部活で疲れて授業中寝ている人、大学に来なくなる人。
成績はある程度相対評価でつけられるので、Aセメスターでは成績がとりやすくなる訳です。
Sセメスターで思うような点数が来なかったとしてもAセメスターで何点か上げることは十分に可能だと思います。

難しい授業は取らずに、点数が取りやすい授業を取る。

あくまで点数を取るための戦略ですが、初回授業で難しそうだと思ったり、先生が「簡単に単位は来ません。」と言ったりしている授業は取らない方が得策です。一方、長期休暇の集中講義などほぼ全員に100優が与えられる授業もあるので、そこは各々リサーチして履修してください。

体験談

余談ですが、私は1年Aセメスターで、先生に「しっかり勉強しないと単位は来ません。」と言われた「解析力学」を履修して、「33不可」でした。過去問を入手できなかった影響が大きいのですが、ノートをしっかり理解するだけではあまり解けない問題でした。
この「解析力学」ですが、翌年に再履修して「71良」を取ることができました。

ちなみに私は平均点以下で合格した者ですが、大学での点数は、
1年Sセメスターまで82.52点
1年Aセメスターまで85.48点
2年S1タームまで=進振り点85.50点
2年Sセメスターまで86.97点
2年Aセメスターまで88.04点
でした。参考までに。
(進振り点に加算される期間や、追い出しに関しては私の年度とは異なるので注意してください。)