改修工事が終わった東京大学総合図書館

改修工事が終わった東京大学総合図書館

私が大学に入学した時からずっと改修工事を行っていた東京大学総合図書館。ついに改修工事が終わったということで、高校2年生のオープンキャンパスで訪れて以来、約5年ぶりに本来の姿を見ることができました。

館内は撮影禁止ということで、写真は館外からのもののみとなります。

Fig.1 総合図書館正面玄関

総合図書館の正面玄関前には噴水があります。この噴水の下には、現在学習スペースとして利用されている空間があり、最終的には、別の用途で利用されるようです。

正面玄関は右側と左側に分かれていますが、どちらも自動ドアになっています。そこを入ると、もう1枚自動ドアがあり、その先に、学生証をかざす入館ゲートがあります。入館ゲートを通って(通る前から)まず目に入るのは、レッドカーペットを纏った大階段でしょう。

1階

とりあえず、階段を上るのは後にして、1階を見て回ることにします。ゲートの左側にはコピースペース、右側にはサービスカウンターがあります。ゲートを通って左に進んで行くと、メディアプラザがあったので入ってみることにします(そして今こうやって記事を書いている訳です)。今までECCS端末が置いてあるスペースと言えば、駒場でも本郷でも割りと密閉した空間で天井も低く整然とPCが並んでいる機械的なイメージがありましたが、その常識がこの瞬間覆されました。軽く6mはある天井、歴史を感じる壁の模様、総合図書館前のスペースが見える窓、「南葵文庫」と書かれた書道の作品、何やら偉人っぽい人の肖像画、極めつけは、鹿の頭部の剥製です(記事を書いている間ずっとこちらを見つめてきて怖いです)。

さて、1階をもう少し見て回ることにします。大階段の裏側には、蔵書の目録のような紙切れが入った棚がありました。今や、ほとんどの人がOPACで完結させてしまいそうですが、需要あるんですかね。

階段の裏側にあるその棚の左右にはトイレがあります。大階段に向かって右側が男子トイレ、左側が女子トイレです。女子トイレの前を通り過ぎて奥に進むと、書庫カウンターがあります。ここから書庫に入って本を探すことができるようです。書庫にある本と開架の本は、どういう基準で分けているんでしょうかね。

大階段に向かって右側には、図書自動貸出装置があり、その奥には、エレベーター、その奥に前述した男子トイレがあります。

2階

そろそろ2階に上がってみます。上がり方は、大階段か、女子トイレの側にある階段か、男子トイレの側にあるエレベーターです。

2階にも1階とほぼ同じ場所に男子・女子トイレがあります。また、大階段に向かって後方には閲覧スペースがあります。ここの机と3階の閲覧スペースの机はかなり年季が入っています。大階段に向かって右側には開架スペースがあり、その中に、飲食通話可能なラウンジや、トイレ、階段、エレベーターもあります(こちら側は西館と言った方がいいかもしれません)。

ラウンジを見てみたのですが、利用者はいませんでした。6つの椅子があり、パンフレットが棚に並べられています。他にあるものと言ったら、2m余りある植物くらいなものです。ちょっと変わった空間でした。

3階

3階は、基本的に開架スペースですが、2階で閲覧スペースだった所は同じように閲覧スペースになっており、その中にはPC使用不可のスペースもありますのでキーボード音にイライラする方にはおすすめです。

近代細菌学の開祖ルイ・パスツールと、『レ・ミゼラブル』の著者ヴィクトル・ユーゴーの彫刻が置いてあったのも印象的でした。

また、不可解だったのが、大階段を上りつめた先に掛かっている時計とその対面に掛かっている時計が、それぞれ9時5分と2時54分を指したまま動いていないことです。どちらもSEICO製のようですが、何か意味のある時計なのでしょうか。たぶんそうなんでしょうね。はい。

ちなみに各階の閲覧スペースとメディアプラザではUTokyoWifiが使えるようになっているみたいです。

ここまで来て、気になったのが、5年前訪れた時に見たロゼッタストーンのレプリカがどこにも見当たらないことです。どこに行ってしまったのでしょうか。

 

まとめ

総合図書館は本を借りるだけでなく、そこに入るだけでも価値のある建物だと思います。ぜひ有効活用してください。

フロアマップはこちら

本文で触れた大半のことは「歴史を語るものたち」に書いてありますが、依然としてSEICOの時計については謎です。