東京大学総合図書館3階にある9:05と2:54で止まったまま動かないSEICOの時計

東京大学総合図書館3階にある9:05と2:54で止まったまま動かないSEICOの時計

総合図書館内巡りをした時に疑問に思ったことがいくつかありましたが、ほとんどは総合図書館のHP等を調べれば解決できました。しかし、1つだけ明記されていないことがありました。
3階に掛かっている、9:05と2:54で止まったまま動かないSEICOの時計です。
これは改修工事前からあったものかもしれませんが、この時計にどのような意味があるのかを考えてみました。

ドルマバフチェ宮殿

まず、9時5分で止まっている時計にどのような意味があるのかを調べました。「9時5分 時計 動かない」等で検索するとすぐに「ドルマバフチェ宮殿」や「アタテュルク」といったワードが出てきました。

イスタンブールにあるドルマバフチェ宮殿の中の時計は全て9時5分で止まっているようです。これはトルコの初代大統領、ムスタファ=ケマル=アタテュルクが執務中にこの宮殿で急死したのが1938年11月10日9時5分だったからとのことです。
世界史における重要人物なので、世界史選択の私は「あぁ!あの人か!」という感じでしたが、このような逸話があったようです。

総合図書館9時5分の時計はこれを真似たものなのかもしれません。というのも、9時5分に関してドルマバフチェ宮殿説以外の可能性が見つからないからです。

2時54分

さて、となると、2時54分の時計は何を表しているのでしょうか?
ふと、ムスタファ=ケマル=アタテュルクが急死した日本時間なのでは?と思いました。
もしイスタンブールと東京の時差が5時間50分ならその可能性もあるのですが、実際は6時間。惜しい。でも普通に考えて◯時間50分の時差ってたぶん無いですよね。

広島の原爆投下時刻

では、2時54分の時計は何なのでしょうか?
ここで私は小学校の修学旅行で訪れた広島を思い出しました。
平和学習ということで原爆ドームや平和記念資料館などを訪れましたが、そこには原爆が投下された8時15分で止まったままの時計が展示されていました。

甚大な被害をもたらす出来事は、時計を止めることによって、その時刻を保存することがあります。

私はこの可能性を考えることにしました。

東日本大震災

2時54分に起こった歴史的に見ても有名な甚大な被害をもたらした出来事を考えます。

まだ午前か午後かは分かりません。

まず浮かんだのは、東京大空襲です。
広島から戦争絡みで想起しました。
しかし、これは、時刻が違うようです。

次にその20年ほど前の関東大震災。
これも時刻が違うようです。

関東大震災を考えるならということで、東日本大震災も調べてみました。
そういえば午後3時頃だったようなと思いました。
当時私は中学2年生で、先輩の卒業式後、地元大阪の陸上競技場で練習していました。座っていた顧問の先生がわずかに揺れを感じたようですが、練習中だった私は揺れを感じませんでした。
きっちり調べると東京大手町に本震が到達したのが午後2時53分。
2時54分で時計が止まってもおかしくない時刻です。

おそらく2時54分の時計は、この東日本大震災で止まった時計でしょう。

9時5分に起こった出来事がないかもう一度調べてみましたが、やはり見当たりませんでした。

まとめ

ということで、おそらく9時5分の時計はドルマバフチェ宮殿の時計を模したもの。
そして、2時54分の時計は東日本大震災によって止まったものである可能性が高いです。
1分のズレに目を瞑れば、対称性があるとも言えるので、この2つの時刻の時計を掛けるに至ったのでしょう。