(この記事は, 2019年丸亀ハーフマラソンについての記事です. 来年以降に出場する方の参考になれば幸いです.)
香川中距離OBOG旅行の行程の2日目に当たる2月3日(日), 丸亀ハーフマラソンに出場しました.
専門が中距離の私は, ハーフマラソン自体初めてでした. 最近は卒業論文や卒業設計に追われていてあまり走れていなかったので, A目標を㌔4(1:24:23), B目標を1:28:00くらいに定めて臨みました.
部門
このハーフマラソンは以下の5つの部門に分かれています. ※いずれも, 大会当日18歳以上の方しか出場できません.
・登録男女A(日本陸連登録者で, 男子1時間10分, 女子1時間40分以内の公認記録を2016年1月1日以降に出した者)
・登録男女B(日本陸連登録者で, 男子1時間50分, 女子2時間10分以内の公認記録を2016年1月1日以降に出した者)
・一般男女B(日本陸連未登録者で, 男子1時間50分, 女子2時間10分以内の公認記録を2016年1月1日以降に出した者)
・登録男女C(日本陸連登録者)
・一般男女C(日本陸連未登録者)
記録証には, さらに男女を分けた10部門での順位が記載されます. (私の場合, 「登録男子C」)
スタート時間
登録男女Aは10:35, 登録男女B・一般男女B(以下, B部門)は10:50, 登録男女C・一般男女C(以下, C部門)は11:00スタートでした.
スタート位置
グロスタイム(号砲からゴールまでのタイム)を気にする場合, スタート位置はできるだけ前にしたいものです.
丸亀ハーフのB部門とC部門では, それぞれ申請タイムに応じてグループに分けられ, 申請タイムの早いグループから順にスタート位置に並ぶことになります. つまり, 前のほうでスタートするためには, できるだけ申請タイムを早くすればいいということです.
また, 各グループの中では集合場所(B部門・C部門の場合スタジアム芝生内)に集まった順にスタート位置に並びます. つまり, 集合時間開始と同時に芝生に集合すれば, 各グループ内の先頭としてスタート位置につけるということです.
(※グループは, A, B, C, D…と分けられていて, それに応じて, ゼッケン番号と集合場所が決められていました. 例えば, 私のゼッケン番号は「G3591」で, C部門で最も早いグループである「Gグループ(申請タイム1:45:00以内)」でした. B部門・C部門の選手はPikaraスタジアム内の芝生に集合するのですが, その集合場所がグループによって違いました.)
手荷物預かり
走る服装以外の手荷物は, 受付時に配布される大きな袋に入れてバックスタンド下の雨天走路に預けることができます(ほとんどの人がそうしています). 預ける場所は, 「す-⑥」みたいな感じで予め決まっていてその場所に置きに行くことになります. 集合場所に向かう直前に預けるのがいいと思います.
コース
Pikaraスタジアムと隣のケーズデンキに挟まれた国道11号線からスタートし, 坂出まで行って折り返してきて, Pikaraスタジアム内でゴールというコースです. 前半はわずかに下り, 後半はわずかに上りで, 道が空いてさえいれば, 記録が出やすいコースだと思います. 沿道では地元の人が応援してくれたり, 獅子舞で踊ったり, 楽器を演奏したりして, 結構盛り上がっています. 目に入る風景として終盤で見える丸亀城が印象的ですが, それ以外は事前に調べておかない限り, 特徴的な風景はないと思います.
天候
今回は, ギリギリ雨は降っておらず, 寒めの天候でした. 雨が降った場合, スタンドには屋根があるので準備には困らないと思います. ただ, 集合からスタートまでの間, ずっと雨にさらされるのは辛いものがあるのではないでしょうか. その場合は, 何かしらの対策が取られるのかもしれませんが.
服装
ユニフォーム+アームウォーマー+手袋での出走を考えていましたが, 集合からスタートまでの時間で体が冷えそうだと感じて, ロングタイツ+半パン+半袖+アームウォーマー+手袋にしました. ちなみに, 半袖は, 当日配布される「丸亀ハーフマラソン記念Tシャツ」です. 完全に市民ランナーのコスプレです.
アップ
アップ場所は自由ですが, サブトラックを使っている人が多いと思います. メインスタジアムのトラックは招待選手がアップしているので, そこでアップしていい雰囲気ではないです. 私は, がっつりアップする気はなかったので, ストレッチして5分ジョグして基本動作して軽く流して終わりました.
スタート前
体を冷やしたくないのもあって, 集合時間ギリギリに集合場所に着いたため, Gグループ最後尾になってしまいました. 集合完了からスタートまで20分あり, その間に徐々にスタート位置まで移動していきます. 移動距離は, 500mくらいだと思います. 途中で, B部門の人たちがスタートするのが見えました. 一緒に来ていた先輩や同期と喋っているとあっという間にスタートが近づいてきました. 有森裕子さんの激励の言葉の後, 号砲がなりました.
レース
申請タイム1:45:00以内のGグループで最後尾ということは, 申請タイム1:24:23の私は結構人を抜いていかないといけないことになります. 号砲で一度ウォッチを押して, ラインでもう一度押すことにしました. 号砲から約30秒後ようやくスタートラインを通過できて, 走り出しました. 中央ライン側に寄ったりしながら, 人を抜かしていきました. とはいえ, オーバーペースになるといけないので, 落ち着いて走りました. 2,3kmの時点で早くも足裏が張ってきました. 一昨日に長めに走ったのが抜けてなかったかと思いました. 1:24:23はあわよくばのタイムだったので, 怪我だけはしないように4:10/kmくらいまでは許すという感じの設定で, 実際最初の5㌔はそんな程度でした(実測で20:38, グロスタイムで21:09). この辺りで給水もあった気がします. 手袋を取って, がっしりとアミノバリューの紙コップを掴んでだいぶ溢しながら一口飲みました(スピードを落とさずに給水するためには溢すのを厭わずに給水するのが大切だと思います). この辺りから, A部門の選手とすれ違い始めます. 海外招待選手や実業団や強豪校の選手とすれ違います. 私は, A部門に出場している長距離パートの4人だけを探していたので, 他の選手はちゃんと認識できませんでした. その4人にはしっかり声をかけることができたので満足です. 声を出して応援していると自分のテンションも上がってきて, ペースが上がってきました. 5km~10kmが20:13(3:56-4:01-4:07-4:06-4:01)まで上がってきました. 相変わらず怪我しないように慎重に走っていましたが, これは頑張れば1:24:23狙えるのでは?と思い始めました. 中間点を43分台で通過. 折り返しは, 10.7km辺りにあります. 正直前半は, 人が混雑しすぎてかなり走りにくかったです. C部門の中では相当前の方にいたのですが途中からB部門の人達にも追いついたので壁のように感じました. 一方で後半は前半に比べると人が少なくなって走りやすかったです. B部門の再密集地帯を抜けたからか, 人を抜くスペースが生まれてきました. 10km~15kmはしっかり㌔4を切っていく意識で走って19:47(3:58-3:53-4:01-3:55-3:58)でした. 足裏など末端には結構来ていましたが, 筋肉はまだまだ元気だったので, まだ上げられると感じました. 16km過ぎに「あと5km」の看板がありました. この時点で1:05:23だったので, 「残り5kmを18分台で走ればいい!」と分かりやる気が湧いてきました. 3:48/kを切ることを意識して走り続けました. この辺りで丸亀城も見えました. 16km-20kmのラップタイムは, 3:44-3:50-3:47-3:55と来てラスト1km頑張ればいけそうな気配が出てきました. 競技場の敷地に入って駐車場を抜けてマラソンゲートからトラックに入ります. 第3コーナーで残り40秒ちょっとだったので, ラスト100は5000のラストみたいなスパートをしました. 結果, グロスタイム1:24:12(実測1:23:41)でした. ラストの1kmは3:33. 極端なネガティブラップのため, 折り返しから誰にも抜かれませんでした.
レース後に貰えるもの
・水(第2コーナーのゲートから出ると配っています)
・記録証(ホームスタンド裏でゼッケンを見せると発行してもらえます)
・フルグラ(ホームスタンド裏の坂の上で配っていました. 列ができていました.)
・アイシングシート(手荷物預かり場所から出る所で配っていました)
・うどん(配布されるプログラムに付いている割引券を使えば, うどんに限らずスタンド裏の店の食べ物が100円引きで買えます. レース前にも買えます.)
感想
楽しかったです. また来年も走りたいです. 次はB部門の前の方でスタートして伸び伸びと走りたいです.