映画『パッセンジャー』感想


2016年公開の映画『パッセンジャー』について感想を簡単にまとめます。

あらすじ

20XX年、ホームステッドⅡという系外惑星への人類移住計画のため、258人のクルーと5000人の乗客(パッセンジャー)を乗せた宇宙船は、恒星間航行の途中だった。
(船内時間で)120年という長旅であるため、クルーと乗客は出発時から到着直前まで人工冬眠状態。しかし、地球を出てから(船内時間で)30年経ったある日、乗客であるジムの冬眠ポッドが故障し、冬眠から目覚めてしまう。
船内で孤独な時間を過ごし、到着前に死ぬという運命を突きつけられたジムは、乗客のオーロラという女性を見つける。彼女を起こしたいという誘惑に駆られたジムは、オーロラの冬眠ポッドを意図的に停止させ、起こしてしまう…。二人の運命は。そして、ジムのポッドが故障した原因とは…。

良かった点

世界観自体はかなり好みのものでした。
人類移住計画としてはインターステラーと似ていますし、宇宙船外のアクションがある点ではゼログラビティと似ています。
映像も綺麗で、宇宙、未来館のある宇宙船なども見応えがありました。
しかし、最もスポットを当てるべきは、主人公二人の心情でしょう。2人しかいない船内、2人だけで死にゆく運命。この極限状態での2人の心情の移り変わりが最大の見どころだと思います。

気になった点

インターステラーやゼログラビティと違うのは、物理法則は結構無視しているという点です。
例えば、わざわざ数字を出して、「光速の50%で進んでいる」と発言していたり、「地球にメールを転送するのに19年、返事が来るのに55年」と表示されたりしていますが、相対性理論(光速に近い宇宙船内では時間はゆっくり流れる、等)を考慮しても、全く整合性が取れません。
重力発生装置があったり、核融合エンジンからの噴射を真に受けても耐えていたり、と21世紀設定だと無理があるものも多いです。
SFだと割り切って、そういうことを気にしない人なら、かなりおすすめできる映画だと思います。


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